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効果あるほめ方の3つのポイント

  もくじ
  1. はじめに
  2. ほめることがママにも嬉しい
  3. ポイント①  やろうとしたことをほめる
  4. ポイント②  人ではなく、以前のこの子と比較する
  5. ポイント③  当たり前をほめる
  6. さいごに
1.はじめに

よく「叱るより褒めろ」なんて言うけれど、
そのほめ方、効果ありますか?
 
どれだけほめても、その子の心に響いていなければ
自信にも自己肯定感にもつながりません。

自信がなければやる気も起きず、チャレンジしないから結果も出ない。
まさに悪循環です。

あれ?効果ない?
と思っても大丈夫!
今日は保育士ならこうする!ほめ方のスキルをおすそ分けしますね。
 





2.ほめることがママにも嬉しい

「ほめる」って何でしょう? 
ほめることは、いまの相手(子ども)をそのまんま認めること。

ママが子どもを理解してあげられたら、
子どももきっとママを理解しようとしてくれるようになります。

ママが忙しいとき、大変なとき、落ち込んだとき。
いつも理解しあってきていたら、困った時にそっと察してくれる、
そんな親子関係で入られたら素敵ですよね♡

小さいお子さんは、きっと今は全部は理解できないだろうけど、
そうやって見守られている安心感をプレゼントしていくことが
親子関係には必要なんじゃないかなと思うんです。
 
さて、ここからは、次の事例を挙げてお話しますね。
 
・・・(事例)・・・
1歳のとき、滑り台に興味があり、近くに行く。
挑戦しようと何度も何度も手や足をかけてみるが、
どうしても怖くて、勇気が出ず諦め、滑れなかった。
2歳になり、勇気を出して滑ることができた。
・・・・・・・・・




3.ポイント① やろうとしたことをほめる
 

まず、普段からこの子はどんなことができて、できないか、
把握しておきましょう。

そしてその時その時の心境などを観察してみてください。
「できなかった」 という結果だけを見て評価するのではなく、
「やろうとした」という過程を見れば、
評価するところがたくさんあります!

事例では、何度も何度も挑戦しようとしているところに
強いやる気を感じますね。

「自分でやってみようとしたんだね。頑張ったね!」

その一言があるだけで、
子どもはどんどん挑戦へのやる気が湧きます。
日常のあらゆるシーンで、
言動と心をよく観察してみてくださいね。





4.ポイント② 他人ではなく、以前のこの子と比較する
事例では2歳で滑ることができました。
そのときあなたならどんなふうにほめますか?

「同じ2歳の〇〇ちゃんは自分ですべれないのにすごい!」

これは言われて嬉しくないわけではないです。
でも人と比較してほめてしまうと、
この子のものさしは他人基準になってしまいます。
 
何かできた時でも「でも〇〇くんの方がすごいし・・・」となり
自己否定感をもってしまいます。
「1歳の時は滑り台の前まできてできなかったのに、今日はできたね!」と
以前のこの子と比較することで、自分自身の成長を感じられ、
自信を持ちやすくなりますね。





5.ポイント③ 当たり前をほめる

 

もう既にできていることを、口に出してほめるんです。
事例では、
「自分で滑り台の近くまで行けたね!」とか
「自分で手や足をかけられたね!」とかです。

できていて当たり前のことをほめるので、
いつでも使える技です。
最近怒ってばっかりだったかな、なんて思ったら、
使ってみてください。

「〇〇ちゃんって、美味しそうにご飯食べるよね」とか
「〇〇くんって歩き方がかっこいいね」とか。

自然にほめるコツは、
「そういえばさ、」って感じで伝えることです。




6.さいごに


いかがでしたか?
ほめることは、何か特別な結果が出たときに限りません。
また、演技をしてまでほめる必要もありません。 

「ちゃんと見ているよ」を伝えるために、
まずはお子さんの言動と心を観察するところからやってみませんか? 

それを伝えることで、いつのまにか
今度はお子さんが自然と
ママやお友達の言動や心を観察できるようになっているかもしれませんよ。  

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